JR東、2月の新幹線利用1割減 新型コロナ響く

2020/3/3 16:27
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JR東日本は3日、2月の新幹線の利用者数が前年から1割減ったと発表した。新型コロナウイルスの影響で外出を控える客が多かったとみる。3月の新幹線の指定席券の予約状況は足元で前年比5割減。在来線でも企業の時差通勤の影響などで、山手線の朝ピーク時の利用者数が1~2割減ったという。2月の鉄道事業の収入は110億円の減少を見込む。

新幹線の利用者数が前年から1割減ったと発表した(東北新幹線を走る「E5系」車両=JR東日本提供)

新型コロナの感染拡大によりレジャーや出張、通勤客の減少などがあったとみる。特にレジャーなど定期外の利用客の減少幅が大きかった。2月28日~3月1日の期間中は、東京駅の自動改札の利用数が前年比4割減、臨時休園した東京ディズニーリゾートが最寄りの舞浜駅は7割減だった。

JR東の深沢祐二社長は「一日も早く収束してほしい。今後も安定的に輸送するために社員の感染対策も含めしっかり取り組みたい」と述べた。JR東では利用者に時差通勤を呼びかけているほか、車内や駅でアルコール消毒を実施している。社員向けにはマスク着用や手洗いうがいを呼びかけている。

社員の勤務については、本社や支社の企画部門などで一部でテレワークを実施する。全国の小中高校で臨時休校が始まるなか、子育て世代の社員が子連れ出勤もできるように、子供が過ごすための本社会議室の開放なども検討している。(長尾里穂)

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