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空飛ぶクルマの東大発企業、国際大会で入賞

空飛ぶクルマを開発する東大発スタートアップのテトラ・アビエーション(東京・文京)は米カリフォルニア州で開かれた機体の開発を競う国際大会で入賞し、10万ドル(約1080万円)を獲得した。米ボーイングが協賛した大会での受賞を前面に打ち出し、今後の開発や販売につなげていく。

テトラ・アビエーションが開発した無人機

テトラが参加したのはボーイングがメインスポンサーを務める大会「GoFly」。2月末に米航空宇宙局(NASA)のエイムズ研究センターで開いた審査で無人機の設計が評価され、米航空エンジン大手プラット・アンド・ホイットニーが革新的な機体を選ぶ「ディスラプター賞」を獲得した。

テトラの機体は後方と下方に計4枚のプロペラを備えるのが特徴。動力源にはガソリンエンジンとバッテリーを併用している。試験飛行には5チームが挑んだが強風で安定した飛行が難しく、同社も約1分間の低空飛行にとどまったという。飛行を延期したチームも多く、賞金100万ドルの最優秀賞の授与は先延ばしとなった。

GoFlyには世界から800以上のチームがエントリーし、約2年かけて書類審査などが進められた。テトラは最終飛行審査に進む24チームに残っていた。

同社は東京大学大学院博士課程の中井佑社長が2018年6月に設立した。社員は重工大手出身の技術者など8人で構成し、ボランティアの助けを得て開発を進めてきた。

今後1人乗りの空飛ぶクルマ開発を目指している。将来は米国でも機体を販売する方針で、GoFlyの協賛企業などから協力を得る考えだ。

(山田遼太郎)

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