サイバー対策のネットスコープ、大阪にデータセンター

2020/3/3 14:45
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企業向けにクラウドのサイバー対策サービスを手掛ける米ネットスコープの日本法人は3日、大阪府にデータセンターを新規開設すると発表した。同社のサービスを東京に続き大阪経由でも利用できるようになる。関西に拠点を置く顧客企業が通信速度の向上が期待できるほか、東京と大阪の両センターを利用することで、一方で障害が発生した際にも業務を継続しやすくなると顧客に提案する。

ネットスコープジャパンの大黒甚一郎ジャパン・カントリーマネージャー

ネットスコープは従業員のクラウドサービスの利用状況を可視化したり、機密性の高い文書をクラウドに誤って送信するのを防いだりする「CASB(キャスビー)」と呼ばれるサービスをクラウド経由で提供する。顧客企業の通信をいったんネットスコープのクラウドで受け、安全な通信かどうかを確認してから米マイクロソフトの「オフィス365」や米グーグルの「Gメール」といった従業員が利用するクラウドに接続する。

2019年に日本でのサービスを本格化させたところ、関西から同社のクラウドに接続する顧客が3割以上を占めた。需要が見込めると判断して2拠点目の開設を決めた。

競合他社のCASBは、ネットスコープと同様のサービスを米アマゾン・ドット・コムの「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」やマイクロソフトの「アジュール」などのクラウド上で提供することが多いという。この形態は混雑などで通信速度が低下した場合、対策をAWSやアジュールに委ねざるを得ない。ネットスコープは自社のデータセンターを運用することで差異化を図る。国内では1年後に250社以上の顧客企業の利用を見込む。

(島津忠承)

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