高速道路で停車「懲役5年」 あおり運転厳罰化

2020/3/3 8:48
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前方の車との距離を詰めるなどの「あおり運転」の厳罰化に向け、3日固まった道路交通法改正案には妨害運転に対する罰則が盛り込まれた。高速道路上で他の車を停止させた場合の罰則の上限は懲役5年。他の車の妨害を目的とした割り込みや幅寄せなどをした場合は懲役3年以下などとした。通常国会に法案を提出し、成立すれば2020年中に施行される。

あおり運転は17年、神奈川県の東名高速道路で無理やり車を停止させられた夫婦がトラックに追突され死亡した事故を機に問題化した。こうした運転を直接取り締まる法規制はなく、警察庁が道交法改正を議論していた。

改正案によると、高速道路上で他の車を止めたり、あおり運転によって衝突事故を起こしたりした場合は5年以下の懲役または100万円以下の罰金を科す。違反したドライバーは1回の摘発で免許取り消し処分とする。

事故を起こさなくても、他の車の通行を妨害する目的で前方の車との距離を詰めたり急ブレーキをかけたりして交通の危険を生じさせた場合の罰則は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金とした。こうした運転に適用されることがある刑法の暴行罪(2年以下の懲役など)よりも重くした。

妨害目的かどうかはドライブレコーダーに映った状況などから捜査当局が判断する。

法務省はこれとは別に、他の車の前で停車する妨害運転について、自動車運転処罰法の危険運転の類型の一つとして加える方向で検討している。東名高速道路の事故のような停車行為による死傷事故は、死亡事故で上限が懲役20年の同法違反罪が適用される見通しだ。

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