津賀改革「未完」9年目に パナソニック社長留任へ
[有料会員限定]
パナソニックの成長モデルの転換が遅れている。「モノ作らぬメーカー」と打ち出した津賀一宏社長(63)だが、実現の道のりは遠い。収益源となる事業の育成も思うように進まず、異例の在任9年目に突入する。デジタル時代を生き抜く成長モデルの具体化は喫緊の課題だが、過去の成功体験の否定につながる抜本改革は容易ではない。
1月、津賀氏は米ロサンゼルスで電気自動車(EV)メーカーの米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CE...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1694文字