労組、新型コロナ対応急ぐ 春季交渉日程にも影響

2020/3/2 18:30
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新型コロナウイルスの対応に労働組合も追われている。ものづくり産業労働組合(JAM)は2日までに加盟労組への緊急調査を取りまとめた。電機連合も感染拡大の対策会議を立ち上げ、傘下の組合の課題を把握する。春季労使交渉に向けた大規模な集会や街頭活動も相次ぎ中止になっており、11日の集中回答日に向けたスケジュールは不透明になっている。

JAMは2日、2月に実施した新型コロナの影響に対する緊急アンケートの結果を明らかにした。回答のあった682組合のうち、半数ほどが操業や売り上げに影響を受けるとみていたという。JAMでは「新型コロナで納入が遅れるなどしても、納入先の大手企業などからペナルティーを受けないように働きかけていく」としている。

電機連合は傘下の各企業の労働組合を通じて従業員の勤務状況などについて情報を集める対策会議を立ち上げた。政策や制度面での要求をとりまとめる。

新型コロナは春季労使交渉の日程にも影を落とす。トヨタ自動車グループの労働組合でつくる全トヨタ労働組合連合会は、5日に予定していた「代表者集会」の中止を決めている。

日本労働組合総連合会(連合)も3日に予定していた中央集会を開催しない。代わりに都内で実施予定だった街頭アピールもこのほど中止を決め、インターネット配信による「デジタル集会」に切り替える。4、5日には新型コロナに関する労働相談を電話で受け付ける。

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