長野のニッキフロン、台風復旧で23億円のコミットメントライン締結

2020/3/3 2:00
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フッ素加工のニッキフロン(長野市)はこのほど、八十二銀行などと合計で最大23億円を借り入れできるコミットメントラインを締結した。同社は2019年の台風19号で、市内の工場などが被災。国などのグループ補助金を申請するにあたり、設備の復旧などに必要となる資金をまずは金融機関から調達する。資金繰りのメドをつけ、早期の復旧・復興を目指す。

ニッキフロンは2種類のコミットメントラインを結んだ。いずれも主幹事は八十二銀行で共同主幹事が長野信用金庫(長野市)。最大20億円を借りられる枠組みでは、工場の機械設備や建屋の修繕費などに充てる。もう一つの最大3億円を借りられる枠組みでは、本格的に生産を進めるために必要な運転資金の予備費用として用意する。

被災した企業がグループ補助金を受け取るには、まず自身で資金を準備しなければならない。ニッキフロンは上限の15億円の補助金を申請しており、早くても受け取りは1年後になる見通し。

同社の本社は、千曲川の堤防決壊箇所に近い長野市穂保にある。工場の浸水などで被災後約1カ月間は、事業停止に追い込まれた。足元の復旧状況は2割程度にとどまり、完全復旧にはなお数カ月を要する見込みだ。

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