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新型コロナが入試直撃 大学や高校、追試や日程縮小

休校により教科書などを自宅に持ち帰る中学生(東京都江東区)=共同

新型コロナウイルスの感染拡大の影響が高校や大学の入学試験を直撃し、感染者向けに追試験を設定する動きなどが相次いでいる。2日には政府の要請を受けた各地の小中高校などの臨時休校が開始。各学校は受験生への追試情報の周知など、本番に向けたサポートに追われている。

公立高校の入試は3月に実施する地域が多い。鹿児島県立高校は予定通り5~6日に実施するが、感染者や感染の疑いがある受験生のため23日に追試をすると決めた。

課題は受験生への周知だ。県教育委員会の担当者は「5、6日に無理して受験してもらう必要はない」と説明。追試の実施予定について各高校がホームページに載せたり、休校前に中学校から受験生に連絡してもらったり、対応を急いでいる。

鹿児島市内のある公立中学では2日午後からの休校を控え、同日午前に3年生に向けて県立高校の追試情報などを伝える文書を改めて配布した。2月末に県教委が追試を決定した際にも文書を配り、保護者向けの一斉メールでも同様の内容を配信して周知を徹底した。

入試本番を5日に控え、受験生は緊張が高まる時期だ。4日は希望する3年生に限り登校を許可し、感染リスクを抑えるため空き教室に分散して自習する体制を整えた。

男性教頭は「体調が悪ければ無理しないようにと念を押した。このまま全員が無事に予定通り試験を受けてくれれば……」と話した。

栃木県立高校も5日に試験を行うが、感染した場合などは「特別の選抜を申請できる」とし、詳細は今後ホームページで公表する。

宇都宮市立のある中学校では2日もほとんどの教職員が出勤し、入試での対応について県教委から断続的に入る連絡を確認し、生徒に電話で伝えているという。副校長は「子どもたちが不安にならないように、焦らずしっかり周知したい」と話した。

宮城県立高校は予定通り4~5日に第1次募集の試験を実施する。感染した場合などは、インフルエンザ感染者らを対象とした10日の追試験か、23日の第2次募集に合わせた試験を受ける。両日とも難しければ、高校の調査書などをもとに総合的に評価するという。

一方、国公立大は後期日程の試験が12日、中期日程が8日から始まる。一部の大学は感染者らを対象に追試を行ったり、大学入試センター試験の得点で合否判定したりして救済措置をとる。

東京工業大は13日に後期試験があり、感染者には追試を実施する。ただ2月28日以降に中国本土から日本へ帰国するなどした受験生は、追試の対象にはならない。埼玉県立大は12日の後期試験で、大学の会場での小論文や、面接を課す試験を中止。合否はセンター試験の得点と高校の調査書などで判定する。

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