新型コロナ、タイで初の死者 感染疑い未報告に罰金

【バンコク=村松洋兵】タイの保健省は1日、新型コロナウイルスに感染していた人の死亡を、同国で初めて確認したと発表した。タイ国内で中国人客と接触があった販売員のタイ人男性(35)で、肺炎に加えデング熱も同時に発症していた。検査で陽性反応があった後、治療でいったんは陰性になったが、症状が悪化し2月29日に多臓器不全で死亡した。
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また、タイ政府は3月1日から、新型コロナに感染した疑いのある人を見つけた場合、3時間以内に保健当局への報告を義務付けると発表した。違反者には最大2万バーツ(約7万円)の罰金を科す。
タイは中国以外では初めて新型コロナの感染者が見つかった国で、これまでに42人の感染が確認されている。

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