新型コロナ「休校、断腸の思い」 安倍首相の会見要旨

2020/2/29 22:00
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29日、新型コロナウイルスの対応について記者会見する安倍首相(首相官邸)

29日、新型コロナウイルスの対応について記者会見する安倍首相(首相官邸)

安倍晋三首相の29日の記者会見要旨は次の通り。

【感染防止】

いまからの2週間程度、国内の感染拡大を防止するためあらゆる手をつくすべきだと判断した。政治は結果責任で、その責任から逃れるつもりは毛頭ない。首相として国民の命と暮らしを守る大きな責任を先頭に立って果たしていく決意に変わりはない。

【臨時休校】

学年をともに過ごした友達との思い出をつくるこの時期に学校を休みとする措置を講じるのは断腸の思いだ。責任ある立場として判断しなければならなかったとご理解いただきたい。保護者の休職に伴う所得の減少にも新しい助成金制度を創設することで、正規・非正規を問わずしっかりと手当てする。

企業には子供がいる従業員への配慮をお願いする。人手不足に直面している中小・小規模事業者、医療関係者、介護や保育の関係者の負担軽減に向け、小さい子供を預かれるようできるかぎりの対策を講じる。

【経済対策】

2019年度予算の予備費を活用し第2弾となる緊急対応策を今後10日程度の内に速やかにとりまとめる。世界経済の動向も十分に注視しながら、インパクトに見合うだけの必要かつ十分な経済財政政策をとる。

業種に限ることなく、雇用調整助成金を活用し、特例的に1月まで遡って支援する。中小・小規模事業者への強力な資金繰り支援をはじめ地域経済に与える影響にしっかりと対策を講じる。

【医療体制】

重症者の発生を最小限に食い止めるべく、盤石な検査・医療体制を構築する。PCR検査を断られるということが断じてないよう、広域融通によって必要な検査が各地域で確実に実施できるよう国が仲介をする。来週中にPCR検査に医療保険を適用する。

「アビガン」など3つの薬について、基礎研究で既に一定の有効性が認められていることから、実際の患者の同意を得て使用することで治療薬の早期開発につなげる。

【立法措置】

あらゆる可能性を想定し、国民生活への影響を最小とするために立法措置を早急に進める。一刻も早い成立が必要なのは与党も野党も同じだ。野党とも話し、協力をお願いしたい。

【物資供給体制】

マスクは例年の需要を十分に上回る供給を確保できるため、国民には冷静な購買活動をお願いしたい。トイレットペーパーはほぼ全量が国内生産で、中国をはじめサプライチェーンの問題は全く起きていない。十分な供給量、在庫が確保されている。

【入国拒否】

今後も感染者数や移動制限の動向などをしっかりと分析し、機動的な措置が必要であれば、国民の健康を守るためにちゅうちょなく講じる。

【東京五輪・パラリンピック】

大会開催に向けて、国際オリンピック委員会(IOC)や大会組織委員会、東京都との間で緊密に連携をとりながらアスリートや観客に安全な、安心できる大会となるよう万全な準備を整える。

【日中関係】

習近平(シー・ジンピン)国家主席の訪日は現時点で予定には変更がないものの、中国国家主席の訪日は10年に一度のことで、十分な成果をあげることができるものとする必要がある観点から、引き続き日中間で緊密に意思疎通していく。

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