カルビー、茨城のサツマイモ販売会社買収 約140億円で

2020/2/28 18:16
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カルビーは28日、サツマイモの調達・販売を手がけるポテトかいつか(茨城県かすみがうら市)を買収すると発表した。約140億円で同社の株式をすべて取得する。カルビーが国内の会社を買収するのは約10年ぶり。ジャガイモを使ったスナックの国内市場が成熟するなか、同社を活用してサツマイモを使ったスナックなどの商品開発につなげ成長の持続を狙う。

28日、ポテトかいつかの既存株主との間で株式譲渡契約を結んだ。138億円を投じ、同社の株式を100%取得して完全子会社化する。4月1日に株式を譲り受ける。

ポテトかいつかは1967年の創業。同社独自のブランド「紅天使」を含め契約農家が栽培したサツマイモを仕入れ、焼き芋用の原料などとしてスーパーマーケットなど小売店に販売している。焼き芋やアイスクリームなどを売る直営店も茨城と千葉の両県で営む。

国内では糖度の高い品種の人気が高まっていることや焼き芋機を導入する小売店が増えていることで、サツマイモの需要は拡大しているという。また海外でも中華圏や東南アジアで焼き芋の認知度が高まり、サツマイモの輸出が増えている。ポテトかいつかも輸出を手掛けており、カルビーの海外ネットワークとの相乗効果も期待できる。

カルビーは中期経営計画で「新たな食領域での事業確立」を課題として掲げている。グループが培ってきたジャガイモの品種改良や貯蔵の技術と、ポテトかいつかのサツマイモに関する技術や知見を組み合わせ、新商品の開発も含めた事業拡大へとつなげる考えだ。

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