パワハラ自殺、賠償命令 高知の菜園側に4960万円

2020/2/28 17:52
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高知県土佐市でトマトの生産などを行う「池一菜果園」に勤めていた女性(当時59)が上司のパワハラや長時間労働が原因で精神障害を発症し自殺したとして、遺族が同園と社長ら2人に計約6400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、高知地裁は28日、計約4960万円の支払いを命じた。

西村修裁判長は判決理由で、1カ月で100時間を超える時間外労働や、常務取締役だった女性に休暇中に呼び出され、過失がないにもかかわらず、一方的に叱責されるなどの嫌がらせがあったと認定。「その直後に精神障害を発症し、心理的負荷は強かったといえる」と指摘した。

判決によると、女性は2004年に同園に入社。生産管理などを担当する統括部長を務めていた10年に自殺した。須崎労働基準監督署は12年、自殺と上司の嫌がらせや長時間労働との間に因果関係があるとし、労災認定した。

池一菜果園は「社長と協議した上で今後の対応を決める」とし、遺族は「主張が認められほっとした」とコメントした。〔共同〕

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