伊藤忠など、フィンランドの自動運転企業に出資

2020/2/28 16:00
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伊藤忠商事などがフィンランドの自動運転開発のスタートアップ、センシブルフォーに出資したことが28日、明らかになった。センシブルフォーは雪などの悪天候でも走行できる自動運転技術に強みを持ち、「無印良品」の良品計画が車両のデザインに参画したことでも知られる。伊藤忠などは出資を機にセンシブルフォーのアジアでの展開で協業を進める考えだ。

センシブルフォーがヘルシンキで公開した自動運転バス「GACHA」

伊藤忠のほか、国際協力銀行(JBIC)や経営共創基盤が設立に関わったベンチャーキャピタルなどが計700万ドル(約7億5000万円)を出資した。センシブルフォーは自動運転バス「GACHA(ガチャ)」を開発し、欧州のほか、日本や中国などでの展開を見据えており、この戦略を支援していく方向だ。

センシブルフォーの設立は2017年。高精度の自車位置の推定や障害物検知の技術に強みを持っており、雪や大雨など悪天候でも安定して走行できる自動運転車を開発できるのが特徴だ。良品計画がデザインに参画したガチャは、すでにフィンランドで実証実験を開始している。今年1月にはソフトバンク子会社のSBドライブとも協業することを発表していた。

自動運転や電動化などの「CASE」の普及が加速する中、伊藤忠も関連ビジネスを強化している。昨年には英国の駐車場シェアリング大手、ジャストパーク(ロンドン)と資本業務提携すると発表。このほか、中国の電気自動車(EV)スタートアップ、奇点汽車(上海市)などにも出資している。伊藤忠はセンシブルフォーへの出資を通して、世界的に需要が拡大している次世代移動サービス「MaaS」の知見の取り込みを急ぐ。

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