百度19年純利益93%減、広告鈍化で 1~3月は減収見通し

アジアBiz
2020/2/28 14:00
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自動運転技術で収益を出すことも課題だ(湖南省で試験サービスを始めた百度のロボタクシー)

自動運転技術で収益を出すことも課題だ(湖南省で試験サービスを始めた百度のロボタクシー)

【北京=多部田俊輔】中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)が27日(米国時間)発表した2019年12月期の純利益は前の期比93%減の20億元(約320億円)だった。広告収入の伸び悩みで05年の米ナスダック上場以来、最大規模の減益となった。新型コロナウイルスの感染拡大で20年1~3月期の売上高は前年同期比で5~13%減少すると予測しており、今後の業績の行方は不透明だ。

19年12月期の売上高は前の期比5%増の1074億元。百度によると、事業再編の影響を除くと8%増えたという。ネット検索の広告収入を柱とする主力のオンラインマーケティング事業は5%減に落ち込んだため、上場以来の最低水準の成長となった。

ただ、百度の李彦宏董事長兼最高経営責任者(CEO)は「19年はモバイルのエコシステムで大きな進歩を遂げた」とコメントした。ネット検索の広告への依存から脱却し、スマートフォンで顧客を囲い込み収益を上げる仕組みへの転換が進んだと強調した。

具体的には、情報発信サービス「百家号」の発信者が4割近く増え、アプリの1日当たりの利用者は12月に前年同月比2割増の1億9500万人に伸びた。AIスピーカーの中国販売台数は1位で、ロボタクシーの試験運行サービスを湖南省長沙市に続き、河北省滄州市でも始めた。

新型コロナウイルスの感染拡大で20年1~3月期の売上高は減る見通しだが、李CEOは社内向け声明文で「ネットの娯楽や教育などはさらに発展できる可能性がある。ヘルスケアや公共管理などの領域で事業拡大をしたい」と強調した。

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