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モス、フィリピン1号店を開店 28年までに50店

【マニラ=遠藤淳】「モスバーガー」を運営するモスフードサービスは27日、地場企業との合弁会社を通じてフィリピンの首都マニラに同国1号店を開いた。地場のハンバーガーチェーンより価格設定はやや高めだが、所得の増加とともに健康志向が高まるとみて、素材にこだわったハンバーガーを提供する。2028年3月までに50店舗を開く計画だ。

合弁会社「モスバーガーフィリピン」は飲食業を手がける地場のトーキョーコーヒーホールディングスと20年1月に設立した。同社が65%、モスが35%を出資する。1号店はビジネス街の一角にある大型商業施設の1階に開いた。座席数は50席で、開店と同時に多くの客で埋まった。

20代前半から40代後半の所得水準が比較的高い層を主な顧客に想定する。チーズバーガーとフライドポテト、ドリンクのセットで249ペソ(約540円)と、価格を「ジョリビー」など地場の競合チェーンよりやや高めに設定した。具材をご飯で挟む「ライスバーガー」やレタスで挟む「菜摘」をメニューにそろえるなどして違いを打ち出す。

開店に立ち会ったモスの桜田厚会長は「現地の味覚に合うよう味付けを工夫しつつ、健康を意識した日本の食をアピールしていきたい」と話した。20年内にマニラに5店舗を開く。

モスは1991年に進出した台湾で276店を構える。東南アジアではシンガポールに41店を持つほか、タイ、インドネシアでも展開する。フィリピンに続き、20年内にベトナムに初出店する計画だ。

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