大和ハウス工業、埼玉県内に物流施設4棟800億円投資

2020/2/27 19:45
保存
共有
印刷
その他

大和ハウス工業は2023年までに埼玉県内で新たに4棟の物流施設を建設し、総額約800億円を投資する。埼玉県内は都心部と東北地方などへの交通の利便性が高い。同社は「(物流施設の)供給が需要を呼ぶ状況。現在は小売りやネット通販、食品関連などの荷物の回転頻度が高い業種の需要が旺盛」としており、テナント側のニーズに応えることで、さらなる需要掘り起こしを狙う。

「DPL浦和美園」はさいたま市で最大の物流施設となる(イメージ)

「DPL浦和美園」はさいたま市で最大の物流施設となる(イメージ)

4棟は、いずれも複数の企業が借りられる「マルチテナント型」の物流倉庫とする。埼玉スタジアム(さいたま市)に隣接する敷地に約270億円を投じて「DPL浦和美園」を建設するほか、三郷市で2棟、坂戸市で1棟を新設する。

27日、DPL浦和美園の地鎮祭に出席した同社の浦川竜哉取締役は「埼玉県は三環状線の中央・北側に位置し、東北の消費地にもつながる。平地が広がり1都3県のなかで物流には最適。今後力を入れたい一番のエリア」と強調した。

浦和美園は3月に着工、21年10月末の完成を目指す。5階建てで延べ床面積は約9万1803平方メートル。常温商品の保管を主とするが、冷蔵や冷凍にも対応できる。1区画約4500平方メートルで、最大10テナントが入居可能。一部フロアは飲料メーカーに貸し出す。

施設は東北自動車道浦和ICから約3キロメートルの場所に位置し、東北自動車道と東京外郭環状道路(外環道)、首都高速道路川口線を接続する川口ジャンクションからも約6キロメートルと、東日本地域への配送利便性が高い。従業員は300人ほどを見込む。働きやすい環境づくりを目指し、倉庫内に従業員向けの保育施設(定員40人)を併設するほか、24時間稼働する無人コンビニを設置する。トラックの入場予約システムも導入し、ドライバーの待ち時間や作業時間を削減する。

同社は首都圏を中心に物流施設の建設を積極的に進めている。20年にはマルチテナント型の物流施設を全国で27棟着工し、総投資額は3000億円弱となる見込みだ。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]