新型コロナで追加緩和「まだ考えず」 日銀・片岡委員

2020/2/27 22:01
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日銀の片岡剛士審議委員は27日、大津市で記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大への対応について「現状をしっかり分析することがまず必要で、新型コロナウイルスの影響に対して追加緩和すべきだとはまだ考えていない」と語った。実体経済に与える打撃の大きさや影響する期間の長さを見極める必要があるとの認識を示した。

記者会見する日銀の片岡剛士審議委員(27日、大津市)

片岡氏は金融緩和に積極的な「リフレ派」の一人で、1月の金融政策決定会合ではマイナス金利の深掘りを主張している。この日の会見でも「物価安定目標の2%達成に向けたモメンタム(勢い)はないという理解だ」と述べ、新型コロナウイルスの問題とは別に、物価目標の早期達成に追加緩和が必要とのスタンスは崩さなかった。

追加緩和の手段としては「(マイナス0.1%の)短期政策金利の深掘りとフォワードガイダンス(政策金利の先行き指針)の強化」を挙げた。そのうえで「政府の財政政策や成長政策との連携がこれからの局面では必要になってくる」と指摘し、物価の底上げに向けた政策協調の重要性を訴えた。

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