静岡県など、公道で自動運転の実証実験

2020/2/27 18:26
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静岡県などは27日、同県袋井市で公道を使った自動運転の実証実験を実施した。県などが進める自動運転実験「しずおかShowCASEプロジェクト」の一環で、2019年度で4回目となる今回はハンドルやブレーキのない車両を使用。一般車両が往来する中で、横断歩道を渡る歩行者を認識して自動停止するなどの技術を検証した。

横断歩道を渡る歩行者を30メートル手前で認識し、自動停止する

独自動車部品のコンチネンタルの日本法人が手掛ける11人乗り自動運転車両が小笠山総合運動公園の敷地内を時速約15キロメートルで走行した。自動運転用に開発した車両で、ハンドルやアクセルペダル、ブレーキ、ミラーなどがない。手動運転時には運転者が立った状態でゲームのコントローラーのような装置を操作する。

園内に整備した3D(3次元)地図をもとに、車体5カ所に搭載したレーダーで現在地や周囲の障害物を認識しながら走行。全地球測位システム(GPS)も補助的に利用した。横断歩道を渡る歩行者を30メートルほど手前で認識すると、徐々に減速して停止した。左折時には車体を左側に寄せてから曲がるなど、道路規則に沿って走行できることを確認した。

県交通基盤部の大倉篤課長は「完全自動運転に向けた取り組みの一歩」と評価する。将来は自動運転バスなどでの実用化を目指し、県内過疎地などでの交通手段として活用する。同プロジェクトは20年度も松崎町、下田市、沼津市、袋井市を中心に実証実験を進める。信号機や交差点のある場所で実験のレベルを高めていく方針だ。

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