大王製紙、丸紅とブラジルの衛生用品会社買収 約600億円で

2020/2/27 18:00
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大王製紙は27日、丸紅と共同で約23億レアル(約600億円)を投じて、ブラジルの衛生用品大手サンテルを子会社化し、同国市場に参入すると発表した。併せてトルコの衛生用品メーカーも約30億円で買収すると発表した。新興国を中心に成長が期待できる紙おむつ事業などの拡大を急ぐ。

大王が51%、丸紅が49%を出資するブラジルの投資会社を通じて、投資ファンドが保有するサンテル社の全株式を6月30日付で取得し、完全子会社にする。サンテル社は1938年の設立。19年12月期の連結売上高は約15億6300万レアル(約400億円)。ブラジルでは「ペルソナル」などのブランドで衛生用紙やベビー用紙おむつ、生理用ナプキンなどを展開している。

人口増と経済成長が続くブラジルの衛生用品市場は世界第4位の規模。衛生用紙や紙おむつ市場は、過去5年間で年率5%台の伸びを維持している。大王は今後、高付加価値の大人用紙おむつなどもブラジル市場に投入する計画。病院やクリニック向けなど法人市場の開拓も進める。

トルコでは大手消費財メーカー、ユルドゥズグループから傘下の衛生用品メーカー、ウゼンの全株式を大王単独で取得する。イスタンブール近郊に工場を持つウゼンの買収で、現地での商品供給力を高める。

大王製紙は18年に発表した10年後の長期経営ビジョンの中に、衛生用品を中心とするホーム&パーソナルケア事業の海外売上高比率を、17年度実績の7.7%から30%以上に引き上げる目標を盛り込んだ。印刷紙などの国内需要の縮小に歯止めがかからないなか、衛生用品を軸に新興国を中心とする海外市場の開拓を加速する。

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