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積水化と住化、可燃ごみから汎用樹脂製造

積水化学のエタノールプラント(埼玉県寄居町)

積水化学工業住友化学は27日、家庭ごみや産業廃棄物から汎用樹脂の「ポリオレフィン」を製造する技術を共同で開発すると発表した。廃棄物からエタノールを作る積水化学の技術と、住化のポリオレフィンの製造技術を組み合わせる。2022年度に試験生産を始め、25年度の本格的な商用化を目指す。

積水化学は可燃ごみをガスにし、微生物で分解してエタノールを生産する技術を開発済み。今回の協業を通じ、同社のエタノールを住化が化学反応でエチレンにし、レジ袋などの原料となるポリオレフィンを製造する。

一般的にエチレンは石油や天然ガスから作る。今回両社は可燃ごみを活用することで天然資源を節約。ポリオレフィンを原料にしたプラスチックのごみから再びエタノールを製造して、資源を循環させる。

積水化学は埼玉県寄居町のプラントで可燃ごみから年間20キロリットルのエタノールを生産。新たに岩手県久慈市でもプラントの建設を検討している。1日あたりの処理能力が約20トンのごみ処理施設に併設し、20年度内の着工を目指す。本格稼働後は年間数百キロリットルのエタノールを生産する。住化は積水化学のエタノールから、千葉工場(千葉県市原市)で数万トン規模のポリオレフィンを生産する。

日本で排出される可燃ごみは年間約6000万トンで、再利用は一部にとどまっている。積水化学は30年ごろに、可燃ごみからエタノールを製造する関連事業の規模を100億円規模にする計画だ。今回の資源を循環させる技術を確立し、全国の自治体などに採用を促す。

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