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データスタジアム、球団向け分析事業を強化

スポーツの試合データ配信や戦略分析を手掛けるデータスタジアム(東京・港)が、プロ野球の球団向けに強化・分析事業を強化する。野球向けの映像分析システムを開発するRUN.EDGE(ラン・エッジ、東京・渋谷)と業務提携し、クラウド上で行える1球ごとの映像検索や、膨大なデータを読み解く対戦相手の分析などのサービスを提供する。近年、米大リーグにならう形で戦略強化や個人のパフォーマンス向上にデータを活用する動きが日本球界でも広がっており、球団のニーズに取り込みたい考えだ。

データスタジアムはプロ野球、Jリーグ、ラグビー、卓球など多くのスポーツで、競技団体やチーム、メディア向けに試合の多岐にわたるデータを提供している。ラン・エッジは富士通の社内プロジェクトとして2015年に立ち上がり、翌年から映像検索や分析ができるアプリケーション「ピッチベース」の展開を開始。18年6月に分社独立した。今回の業務提携に合わせて、ラン・エッジが実施した約5億8千万円の第三者割当増資の一部をデータスタジアムが引き受けた。

両者が組んで提供するクラウドサービスでは、タブレット端末などで試合映像をリアルタイムで解析できる。特定の投手や打者の対戦データを1球ごとに絞り込んで検索できるのが特徴。カウントや走者など状況別でも抽出して比較できるほか、2つの映像を重ね合わせたり並べたりできる機能もあり、投球フォームの違いや相手の癖を見抜くことにも役立てられる。

それぞれが球団向けにサービスを展開してきたが、専門知識のあるアナリストが在籍し、データの収集やチームへのコンサルティングに強みを持つデータスタジアムと、映像分析システム開発で高い技術力を持つラン・エッジが組むことで、各球団の要望にきめ細かに応える体制を整えた。今回の提携により、既に6球団と契約を結んだ。今後は各球団が本拠地に配備している計測機器「トラックマン」から得た数値なども加え、サービス内容をさらに充実させる。

データスタジアム取締役執行役員で元ヤクルト投手の松元繁氏は「チームの現場でもデータに対する関心が高まっているが、人材からシステムまで球団が自前でそろえるのはハードルが高い。我々のパッケージ化されたサービスに対するニーズはある」と話している。

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