米韓合同軍事演習を延期 新型コロナが影響

北朝鮮
2020/2/27 11:03
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韓国軍も新型コロナウイルスの感染拡大に厳戒態勢をとっている(26日、韓国・大邱)=聯合・AP

韓国軍も新型コロナウイルスの感染拡大に厳戒態勢をとっている(26日、韓国・大邱)=聯合・AP

【ソウル=恩地洋介】米韓両軍は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月に実施する予定だった合同軍事演習を延期すると発表した。韓国政府が感染症への警戒レベルを最高水準に引き上げて対策に注力していることや、韓国軍と在韓米軍にも感染者が出ている事情を考慮した。例年春に実施してきた大規模演習の見送りは2年連続となる。

韓国軍の朴漢基(パク・ハンギ)合同参謀本部議長とエイブラムス在韓米軍司令官が合意した。韓国軍合同参謀本部は記者会見で「新型コロナウイルスの拡散阻止への努力と、韓米将兵の安全を最優先に考慮した」と説明した。韓国側の提案を米軍が受け入れた。

米韓両軍は例年3~4月ごろ、野外機動訓練「フォール・イーグル」と、シミュレーション中心の指揮所演習「キー・リゾルブ」を展開してきた。米軍が大量の兵力を動員する一連の演習は、北朝鮮への強い圧力として働いた。

北朝鮮が米国との対話に転じた2018年は規模を縮小した。19年は打ち切りを決め、指揮所演習に限って期間を短縮したうえで訓練の名称を「同盟」と変えて実施した。北朝鮮が米韓演習への反発を口実に弾道ミサイル発射などの挑発を強めたため、米韓両軍は昨年11月にも空軍演習「ビジラント・エース」の延期を決めている。

韓国での新型コロナウイルスの感染拡大は、軍の活動にも影響を及ぼしている。韓国軍は陸海空、海兵隊の各軍で感染者が見つかり、野外訓練を停止した。在韓米軍も兵士や関係者の感染を確認し、基地への出入りを制限している。

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