米、新型コロナ責任者に副大統領 初の経路不明も確認
トランプ氏「米国人リスク低い」

2020/2/27 10:57
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【ワシントン=鳳山太成】トランプ米大統領は26日、新型コロナウイルスに対応する政権内の責任者にペンス副大統領を指名すると表明した。感染の拡大で米株式市場など金融市場の懸念が強まっており「米国人へのリスクは非常に低いままだ。(米国での流行は)不可避ではない」と強調した。過剰に反応しないよう呼びかけた。

ホワイトハウスでペンス氏やアザー厚生長官らと新型コロナに関する記者会見を開いた。今後はペンス氏が省庁横断の会議を毎日開き、対応にあたる。トランプ氏は「どんな事態にも我々は完全に準備ができている」と指摘した。

日本が夏に東京五輪を予定通り開催すると想定しているかを問われ「そう望んでいる」と答えた。日本での感染拡大に触れ「(日本の当局は)すばらしい仕事をしていると聞いている。とてもうまく対処するだろう」と評価した。

感染は韓国やイタリアなどでも広がっている。トランプ氏は中国以外への旅行制限について「適切な時期に実施するかもしれない。現在はそうではない」と含みを残した。米国は中国に対し入国や渡航を制限している。

トランプ氏は米経済への影響を認めつつ、米ボーイングの減産や米連邦準備理事会(FRB)の金融政策なども経済の動向を左右すると主張した。民主党の大統領選候補の指名争いが株価下落につながっているとの持論も展開した。市場の動揺を抑える狙いがある。

米疾病対策センター(CDC)は米国でも地域レベルでの感染拡大が起きると予想。時期や規模が予測できないため「日常生活の混乱は深刻になるかもしれない」と懸念を示した。感染者の隔離など水際対策だけでは不十分だとして、企業や学校関係者に非常時に備えておくよう求めた。

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