NYダウ反発で始まる 自律反発狙いの買いで

2020/2/27 0:23
保存
共有
印刷
その他

【NQNニューヨーク=古江敦子】26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発して始まった。午前10時現在は前日比230ドル59セント高の2万7311ドル95セントで推移している。前日までの2日間に1911ドル安と2営業日では過去最大の下げとなり、自律反発狙いの買いや売り方の買い戻しが入った。ただ、アジアから欧米にも新型コロナウイルスの感染が広がる中、市場の懸念は薄れておらず上値は重い。

ニューヨーク証券取引所=AP

ひとまず反発しているが、市場の警戒感は和らいでいない。ナショナル・ホールディングスのアート・ホーガン氏は「一時的な上昇にすぎず、持ち直すとはみていない」と話す。ダウ平均は12日に付けた過去最高値から前日までに8%下げており、数百ドル程度の反発は取るに足らないという。

相場低迷は長引くとの見方が多い。ミラー・タバックのマシュー・マリー氏は「新型コロナによる米景気や企業業績への影響が判明するのはこれから。向こう1カ月は変動が激しい相場になる」と指摘する。インバーネス・カウンセルのティモシー・グリスキー氏も「ウイルスの詳細や対処方法がはっきりしておらず、市場の不安を払拭するのは難しい」とみる。

前日に新型コロナの業績への影響が懸念されて大幅安となったエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体株が急反発。リスク回避の債券買いで急低下した米長期金利が下げ止まり、利ざや悪化懸念の後退で銀行株が総じて買われている。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]