首相「IOCは日本を評価」 衆院予算委論戦ポイント

2020/2/26 21:00
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 衆院予算委で立憲民主党の枝野代表(左下から2人目)の質問に答える安倍首相=26日午後

衆院予算委で立憲民主党の枝野代表(左下から2人目)の質問に答える安倍首相=26日午後

衆院予算委員会集中審議の論戦のポイントは次の通り。

【新型肺炎】

谷公一氏(自民)日本経済への影響にどう対処するか。

安倍晋三首相 重症化の防止、医療提供体制の整備を含め、国内企業などへの影響に対しても順次必要な対応を迅速に実行する。

枝野幸男氏(立民)政府は1日約3800件のウイルス検査ができるとするが、実施件数は。

加藤勝信厚生労働相 18~24日の実施件数が約6300件で、1日平均約900件だ。

枝野氏 フル稼働できていない状況だ。

加藤氏 3800件は最大限可能な数字だ。いわば供給力で、需要は別途出てくる。そこはしっかり調査し、検査できる環境をつくる。

枝野氏 新型コロナウイルス感染症対策本部会合の開催時間は15分以内ではないか。危機意識が欠如している。

首相 実質的な議論は連絡会議で事前に1時間以上実施している。(本部会合は)長々と議論する場ではない。

玉木雄一郎氏(国民)気を付けなければいけない経済状況になった。

首相 警戒感が市場に高まっている。経済運営に万全を期す。

玉木氏 経済認識を改めるべきではないか。

首相 インバウンド(訪日外国人客)に相当大きな影響があると認識している。予備費は2700億円程度以上ある。緊急に対応したい。

玉木氏 地元香川でもマスクが手に入らない。

首相 各メーカーに増産するよう要請している。余った場合は、備蓄として国が責任を持つ。マスクが出回るよう責任を持って対応する。

玉木氏 感染が広がり東京五輪を辞退する国が出てくる可能性もある。

首相 国際オリンピック委員会(IOC)からは日本の迅速な対応について評価を得ている。予定通りの大会開催に向け、大会組織委員会とIOCで関係機関が連携しながら必要な対策を講じる方針が確認された。準備を着実に進めたい。

玉木氏 政府は全国的な文化イベントなどの中止や規模の縮小を要請するという方針を出した。

首相 全国的なイベントなどは、国が判断しなければいけない。大規模な感染リスクがあることを勘案した。

伊藤渉氏(公明)学校が休校になった際、共働きの保護者への対応は。

稲津久厚労副大臣 有給休暇など保護者が安心して休暇を取れる環境が重要だ。

【検事長定年延長】

枝野氏 解釈変更の経緯を記した文書が予算委理事会に出されたが、口頭決裁したという意味が分からない。

森雅子法相 規則で書面決裁とされているもの以外は口頭で決裁することも多い。

枝野氏 2月3日の答弁では、法解釈を変更したという説明は一言もなかった。

森雅子法相 シナリオではなく、ファクト(事実)の積み上げで議論してもらいたい。

玉木氏 19日の予算委で過去の政府見解を知ったのは1月下旬と答弁したが時系列が合わない。

森氏 騒がしい中で質問がしっかりと聞こえなかった。解釈を変更した時期ということで答弁した。質問と食い違っていたことをおわびする。

玉木氏 今回の定年延長は妥当か。

首相 何ら問題ない。

【桜を見る会】

藤野保史氏(共産)夕食会が開かれたホテルは野党議員に「明細書は発行している」と書面で回答。答弁と矛盾する。

首相 ホテル側によれば、あくまで一般論で答えたものだ。報道では、ホテル側はお客さまの情報は外部に出すことは一切ないと回答している。一般論として答えたつもりだったが、それ以上に解釈されている。

【債務問題】

遠藤敬氏(維新)膨らむ国債を減らす方法は。

首相 経済の成長力を上げてしっかり税収を増やして借金体質を健全に変えたい。

〔共同〕

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