九電工社長に佐藤会長、西村社長は会長に ガバナンス強化

2020/2/26 19:27
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九電工は26日、社長に佐藤尚文会長(68)、会長に西村松次社長(72)が就く異例の人事を発表した。同社では昨年、福岡県築上町のし尿処理施設建設を巡る談合汚職事件が起き、法令順守が問われていた。筆頭株主の九州電力出身の佐藤氏が社長を務めることで、ガバナンス(企業統治)強化を狙う。

新社長に就任する佐藤会長(26日、福岡市)

「西村社長の下で首都圏の受注が拡大した。今後も勢いを維持したい。人手不足などの課題に対応しながら、ガバナンス改革をやっていきたい」。同日、福岡市で会見した佐藤氏は抱負を述べた。

佐藤氏は九電で主に総務・経理畑を歩み、2018年に九電副社長から九電工の会長に転じた。6月下旬の株主総会後の取締役会で正式就任し、20年度から始まる新しい経営計画を主導する。

九電工プロパーの西村社長は今回の交代の理由について、「平成以降で(社長在任期間が)最も長くなり、体制刷新が必要だと判断した。佐藤会長は九電を含め要職を歴任し、適任と考えた」と説明した。

会長と社長が相互に交代するのは1994年以来となる。会見で、社長・会長が入れ替わることで何が変わるのか問われると、西村社長は「業務執行の中心は社長。私と違うタイプの佐藤会長に信頼回復を含めてお願いしたい」と話した。

九電の意向や事前調整については「ない。社内の指名諮問委員会で決めた内容を九電に報告した」と説明した。

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