トヨタ労使、賃金制度を春以降も協議 大規模集会は中止

2020/2/26 19:30
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トヨタ自動車は26日、愛知県豊田市の本社で2020年の春季労使交渉の2回目の交渉を実施した。人事評価に応じて配分が変わるメリハリある賃金制度のために、会社側は春の交渉後も労使で継続して協議することを提案した。労働組合側も「頑張っている組合員に今まで以上に報いる制度にする」と一致した。また、トヨタグループの労組が3月上旬に予定していた大規模集会の中止も決めた。

トヨタ自動車労組は20年の春交渉で、賃金改善分に相当するベースアップ(ベア)について人事評価に応じて配分にメリハリをつける新たな方法を要求している。現状ではベアや定期昇給では、組合員個々人の業績評価などに応じた差があまり生じないという。新たな賃金制度を春の交渉後も労使の専門委員会で議論する方針だ。

また、トヨタグループの各企業の労組が加盟する全トヨタ労働組合連合会は26日、春季交渉の終盤の3月上旬に豊田市で開く予定だった「代表者集会」を中止にすると明らかにした。例年はトヨタ自動車労組など加盟組合の執行委員長らが集まるが、新型コロナウイルスの感染を防止するために中止する。

トヨタの労使交渉は19日に開いた1回目に続いて、例年にはなかった「三角協議」のスタイルをとった。労使交渉では会社側と労組側が向かい合って議論するが、「労組側」と「役員」「管理職」が三角形に机を並べて向かい合った。組合員ではない課長級以上の管理職も議論に参加することで、会社を取り巻く環境の変化などへの問題意識を共有する狙いがある。1回目に引き続き、豊田章男社長も出席した。

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