「中国が農産品合意を実行」、米政権がアピール

2020/2/26 10:47
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1月15日、ホワイトハウスで第1段階合意に署名したトランプ米大統領=ロイター

1月15日、ホワイトハウスで第1段階合意に署名したトランプ米大統領=ロイター

【ワシントン=鳳山太成】トランプ米政権は25日、中国が貿易協議を巡る「第1段階の合意」を実行に移しているとの声明を発表した。農産品に対する報復関税を引き下げるなどの措置をとっていると強調した。新型コロナウイルスの感染拡大で合意の実施が遅れるとの見方が広がるなか、支持基盤の農家に成果をアピールして懸念を和らげる狙いがあるとみられる。

米農務省と米通商代表部(USTR)が「農産品に関する約束を実行し始めるため中国は多くの行動をとっている」との声明を出した。中国が一部農産品の関税を免除したり鶏肉の輸入制限を解除したりしたことなど既に個別に公表されていた案件を改めて列挙した。

USTRのライトハイザー代表は「米国の労働者や農家の利益となる形で協定が厳格に実行されるようにしていく」と強調した。

中国は14日に発効した第1段階合意に基づき、農産品などの輸入を拡大すると約束したが、新型コロナの影響で履行が遅れる可能性がある。トランプ大統領は11月の大統領選を前に「必要であれば補助金を追加で配る」方針も示すなど、支持基盤の農家へのアピールに躍起になっている。

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