米CDC、新型コロナ「国内感染拡大は時間の問題」
「日常生活に深刻な混乱も」警戒強化訴え

2020/2/26 5:48
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米ジョージア州アトランタのCDC本部に設置された新型コロナウイルス対策本部=CDC提供

米ジョージア州アトランタのCDC本部に設置された新型コロナウイルス対策本部=CDC提供

【ワシントン=長沼亜紀】米疾病対策センター(CDC)は25日、新型コロナウイルスについて「国内のコミュニティーで感染が広がるのは時間の問題だ」と強く警告した。これまで中国からの渡航制限など水際対策の効果を強調してきたが、米国内での感染拡大のおそれに言及した。日常生活の混乱に備えて警戒強化を訴えた。

CDCの担当幹部は記者会見で「過去1週間のうちに他国で感染が拡大しており、(米国内の)地域で感染が広がる懸念が高まっている」と指摘した。地域レベルでの感染拡大の時期や規模は予測できず、「日常生活の混乱は深刻になるかもしれない」と警告した。

アザー厚生長官も同日、米国内でさらに感染者が増える可能性を示唆した。「個々の米国人への差し迫ったリスクは依然低い」としつつ「アジア以外を含めた多くの国でコミュニティー内の感染があり、深く懸念している」と述べた。

米政府はこれまで新型コロナの積極的な封じ込め対策をとっている。24日時点の感染者は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」からの退避者で感染が確認された36人を含む53人にとどまっている。

だが、過去1週間で新型コロナの感染者はイランやイタリア、韓国など中国以外でも増え続けており、米国内での感染拡大も避けられない可能性がある。感染が広がった場合は集会の延期・中止などの対策が予想される。水際対策だけでは不十分として、CDCは企業や市民らに早急に対策を立てるよう求めている。

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