NYダウ連日で大幅下落 879ドル安、新型コロナ警戒

2020/2/26 4:36 (2020/2/26 6:59更新)
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厳しい表情で株価の推移を見守る市場関係者ら(25日、ニューヨーク証券取引所)=AP

厳しい表情で株価の推移を見守る市場関係者ら(25日、ニューヨーク証券取引所)=AP

【ニューヨーク=後藤達也】25日の米株式市場でダウ工業株30種平均が連日で急落した。終値は前日比879ドル安の2万7081ドルで、2日間の下げ幅は1911ドルと過去最大となった。新型コロナウイルスが米国など世界に拡散するリスクが意識された。マネーは安全資産である米国債に向かい、長期金利は史上最低を更新。円相場は一時1ドル=109円台に上昇した。

米疾病対策センター(CDC)の幹部は25日、「国内で感染が広がるのは時間の問題だ」と警告した。米保健福祉省のアザール長官も同日、米国内で感染者がさらに増える可能性を指摘。これまで感染者数が少なかった米国でも被害が拡大するとの懸念が広がった。

25日の米国株市場は幅広い業種が売られる全面安の展開となった。特に値下がりが目立ったのはエネルギー株だ。世界景気の減速懸念から資源価格とともに下落が止まらない。ヒトやモノの移動の制限が長引く恐れもあり、アメリカン航空など輸送株が急落した。アップルなど最近まで相場の上昇をけん引した主力IT(情報技術)株も売りに押された。

ダウ平均の2日間の下げ幅は18年2月に記録した1840ドル台が最大だったが、今回はこれを上回った。12日に史上最高値を更新するなど堅調な相場が続いてきた分、反動が大きく、19年10月以来の安値を付けた。投資家の恐怖感を示すとされる「VIX指数」も18年12月以来の高水準へと急上昇した。

マネーは安全資産とされる米国債へと向かった。米10年物国債は1.30%となり、これまでの最低だった16年の1.32%を下回った。新型コロナの拡散で米景気も急速に悪化するリスクも意識され始めている。市場では米連邦準備理事会(FRB)が4月までに再び利下げをするとの予想が6割近くに上昇した。

円相場は一時1ドル=109円台へと上昇した。米長期金利の急低下で日米金利差が縮小し、ドルの投資妙味が相対的に薄れた。

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