NYダウ、一時500ドル安 新型コロナの世界的流行を警戒

2020/2/26 3:21
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【NQNニューヨーク=戸部実華】25日の米株式市場でダウ工業株30種平均が下げに転じ、下げ幅は一時500ドルに達した。前日に急落した反動で朝方は買いが先行したが、自律反発狙いの買いが一巡すると売りに押された。アジアや欧州に加え、米国でも感染拡大の懸念が浮上。新型肺炎が世界的にまん延し、景気を冷やすとの警戒感が強まった。

25日のニューヨーク証券取引所=ロイター

ダウ平均は朝方には前日比188ドル40セント高まで買われたが、その後下落に転じ、午後になって下げ幅を広げた。午後1時現在は2万7500ドル前後で推移している。市場心理を映す米株の変動性指数(VIX)は26台に上昇している。20を超えると不安心理が高まった状態とされる。

米カンファレンス・ボードが25日午前に発表した2月の消費者信頼感指数は130.7と、市場予想(132.6)を下回った。消費者心理の悪化が示され、株売り材料になった。

ダウ平均の構成銘柄では、クレジットカードのビザとアメリカン・エキスプレス(アメックス)が下落率上位に並んだ。同業のマスターカードが24日夕、新型肺炎の影響が続けば1~3月期の売上高見通しが予想を下回ると発表し、連想売りが出ている。

中国売上高が大きく、業績が景気に左右されやすい化学のダウの下げも目立つ。米債券市場ではリスク回避の債券買いで長期金利が一段と低下しており、貸し出し利ざやが縮小するとの見方から銀行株も幅広く売られている。

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