2月の米消費者信頼感 わずかに上昇も予測下回る
【ワシントン=長沼亜紀】米調査会社コンファレンス・ボードが25日発表した2月の消費者信頼感指数は130.7(1985年=100)で、下方修正された前月の改定値から0.3ポイントの上昇にとどまった。上昇は4カ月連続だが、ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(132.6)にとどかなった。

「現在の景況」は165.1で8.8ポイント低下した。一方、「短期の見通し」は107.8で6.4ポイント上昇し、2019年7月以来7カ月ぶりの高水準となった。
指数は2月13日までに回収した調査に基づく暫定値で、24日の株価急落の影響は含まれていない。経済調査会社パンセオン・マクロエコノミックス主任エコノミストのイアン・シェファードソン氏は「現在の景況」の低下は新型コロナウイルスによるものと指摘。そのの上で「株価の下落が続けば消費者景況感も今後大きく落ち込む」との見方を示した。
関連企業・業界
業界: