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清水銀行、新体制でコンサル強化 岩山専務が頭取昇格

地域金融
2020/2/25 18:20
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清水銀行は25日、岩山靖宏専務(55)が4月1日付で頭取に昇格する人事を発表した。豊島勝一郎頭取(62)は同日付で代表権のある会長に就く。18日に発表したSBIホールディングスとの資本提携で豊島氏が当面の方向性を示し、岩山氏が引き継いだ形となった。マイナス金利の長期化で厳しい経営環境が続く中、岩山氏はコンサルティング業務の強化に向けた人材育成に注力する。

頭取に就任する岩山靖宏専務(右)と会長になる豊島勝一郎頭取(25日、静岡市)

頭取に就任する岩山靖宏専務(右)と会長になる豊島勝一郎頭取(25日、静岡市)

岩山氏は2019年5月から代表権を持った専務に就任。20年3月期からの新しい中期経営計画の策定を担ってきた。豊島氏は4月で在任期間が約8年となる。

静岡市内で開いた記者会見で、岩山氏は「8年後の創立100周年を見据えて地域のために尽力する」と抱負を述べた。その上で喫緊に取り組むべき課題として「お客さまのコンサルティングができる、ソリューション営業をできる人間を育てていきたい」と行員の育成に注力する姿勢を示した。

清水銀は豊島氏のもと、人材を育成し海外拠点を整備してきた。豊島氏は頭取としての在任期間を「バンコクの駐在員事務所の開設、公募増資に対応し、勇気を求められる決断を迫られた時もあった。一緒に行動してくれた部下の行員が本当に頼もしく、いい時間を過ごせた」と振り返った。

収益は苦しい状況が続いていた。19年3月期の通期決算は単体のコア業務純益が22億円。現行の中期経営計画の中で収益目標としてきたコア業務純益40億円以上は、今期も未達との見方が強い。中小企業への貸出金は伸びたものの、マイナス金利下の影響を補いきれていない。

岩山氏は「今後も中小企業への融資と手数料収入が柱であることは変わらない」とした。SBIとの協業や人材育成で、融資のボリュームや手数料収入などいかに本業への利益が創出できるか、手腕が問われそうだ。

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