韓国、感染者数977人に急増 新型コロナウイルス

2020/2/25 16:35 (2020/2/25 21:47更新)
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感染者が増える大邱市の対策会議に出席する文在寅大統領(左)(25日、韓国・大邱)=聯合・AP

感染者が増える大邱市の対策会議に出席する文在寅大統領(左)(25日、韓国・大邱)=聯合・AP

【ソウル=恩地洋介】韓国政府は25日、新型コロナウイルスの感染者が新たに144人確認され、計977人になったと発表した。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員を含めた日本の感染者数を上回り、死者は2人増えて計10人となった。感染者の急増を受け、国際社会は韓国訪問者の受け入れ制限に動いている。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は同日、感染者が急増している大邱(テグ)市を訪問。市役所の対策会議に出席し「政府は利用可能な資源をすべて動員し、事態を速やかに沈静化させる」と強調し、緊急対策を盛り込む補正予算案を編成すると表明した。丁世均(チョン・セギュン)首相が対策本部の責任者として大邱に常駐する。

大邱では新興宗教団体「新天地イエス教会」で集団感染が起こり、感染者が爆発的に増えた。教会に絡む感染者だけで500人を超え、全体の6割近くを占めている。政府は教会に対して信者の名簿を提出するよう求めている。連絡の取れない信者の所在を突き止めるため、600人余りの警察官も動員した。

集団感染は他の地域の病院や教会でも発生している。慶尚北道・清道の病院では100人超、釜山の教会では20人余りが感染した。ソウル市の感染者は36人にとどまっている。

韓国外務省によると、25日の時点でヨルダンや香港など7カ国・地域が韓国を訪れた人の入国を禁じ、ベトナムや台湾など17カ国・地域が隔離措置など何らかの制限を設けた。聯合ニュースによると、中国山東省威海市の空港当局は同日到着した済州航空便の乗客約160人に対して14日間の隔離手続きを取った。

日本外務省は25日、大邱市と慶尚北道清道郡の感染症危険情報を、不要不急の渡航中止を促すレベル2に引き上げた。米疾病対策センター(CDC)も、韓国についての渡航情報を最高レベルの「警告」に引き上げた。

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