赤福を恐喝未遂の男初公判 暴力団の代紋示す、津地裁

社会・くらし
2020/2/25 10:20
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三重県伊勢市の老舗和菓子メーカー「赤福」の関連会社が製造した指定暴力団の代紋入りの焼酎瓶を示し、赤福から金銭を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の罪に問われた同市の無職、中川久朗被告(68)の初公判が25日、津地裁(浜口紗織裁判官)で開かれ、中川被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

検察側は懲役1年6月を求刑し、即日結審した。判決は3月9日。

検察側は論告で「企業の弱みにつけ込んだ計画的で執拗な犯行で、被害者の精神的苦痛は計り知れない」と指摘。弁護側は「発端は反社会的勢力と癒着した企業の社会的責任の欠如にある。犯行は被告の正義感が起こしたもので、陰湿に多大な利益を得ようとしたわけではない」などとして、執行猶予付きの判決を求めた。

起訴状によると、中川被告は赤福関連の酒造会社が製造・販売した代紋入りの瓶を入手。昨年12月、赤福の執行役員に示して「買ってくれないか」などと言い、赤福や親会社の浜田総業(伊勢市)から金銭を脅し取ろうとしたとしている。

事件を巡っては、赤福会長などを歴任した浜田益嗣氏(82)が2000~12年、代紋入りの焼酎など計約8千本を指定暴力団に販売するよう指示していたことが判明。浜田氏は今年1月16日付で浜田総業と赤福の会長を引責辞任した。

〔共同〕

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