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IHI、社長に井手常務執行役員 再生エネなど注力

IHIは井手博常務執行役員(59)が6月末に社長に昇格する人事を固めた。満岡次郎社長(65)は代表権のある会長に就く。井手氏は営業や海外経験が長く、現在はエネルギーや環境関連部門のトップを務める。IHIの現在の主力事業は航空関連だが、4年ぶりの社長交代で再生可能エネルギー関連など新規事業の育成を急ぐ。

井手氏は事務系の出身。IHIは2代続けて主力の航空部門から技術系の社長を輩出してきたが、事務系社長は8年ぶりとなる。井手氏の海外営業の知見なども生かし、グローバルなビジネスモデルへの移行を急ぐ。

満岡社長は2016年4月に就任。造船の愛知工場(愛知県知多市)の閉鎖など不採算部門を縮小する一方、埼玉県で航空機向けエンジン整備の新工場を建設するなど事業の選択と集中を進めてきた。構造改革に一定のメドがついたことを受けて交代する。

IHIは19年に航空エンジン整備で不正検査が発覚し、行政処分を受けた。井手氏が率いる新体制では品質対応の改善も進め、コーポレートガバナンス(企業統治)の強化につなげる。

井手 博氏(いで・ひろし)83年(昭58年)慶大商卒、石川島播磨重工業(現IHI)入社、17年執行役員、19年常務執行役員。京都府出身。

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