欧州株が急落、イタリア一時5%安 新型肺炎の感染拡大で

2020/2/24 20:16
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生活物資を買い込む市民(23日、イタリア北部のスーパーマーケット)=AP

生活物資を買い込む市民(23日、イタリア北部のスーパーマーケット)=AP

【ロンドン=篠崎健太】週明け24日の欧州株式相場は急落で始まった。イタリアやイランなどアジア以外の地域で新型コロナウイルスの感染が広がり、投資家がリスク回避の動きを強めた。イタリアの主要株価指数「FTSE・MIB」は前週末比の下落率が一時約5%に達した。ドイツやフランスなど主要国の指数も軒並み3~4%ほど下げている。

イタリアのFTSE・MIBは取引時間中としては2月上旬以来、約3週間ぶりの安値水準を付けた。指数構成の40銘柄がすべて下げる全面安の展開だ。欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は一時6%下げ、2019年10月以来の安値水準をつけた。

イタリアでは感染者数が急増し、24日までに200人超と欧州では最多だ。同国経済をけん引する北部の州に集中し、景気への悪影響に懸念が強まった。

欧州株全体の値動きを示す主要指数「ストックス600」は一時約4%下げた。19日に過去最高値を付けたばかりだが、ウイルスの影が足元にも広がってきたことで楽観ムードが後退している。主要50銘柄でつくる株価指数の予想変動率を示す「Vストックス」は一時23台前半と、前週末比で5割近く跳ね上がった。

商品市場では安全資産とされる金を買う動きが加速した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心の4月物は一時1トロイオンス1691.7ドルと、前週末比で40ドルあまり急上昇した。

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