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浜田、五輪確実 磨き上げた寝技でオール一本勝ち

Tokyo2020
2020/2/24 20:11
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開始10秒ほどで両者が畳に潰れた決勝戦。延々1分半が過ぎたころ、浜田がアギアルを横四方でがっちり固め上げる。世界ランキング2位の実力者も観念して抵抗をやめた。寝技に始まり寝技で終わる柔術を見るような戦いで、日本勢唯一となる技でのオール一本勝ちをなし遂げた。

女子78キロ級決勝、ブラジル選手を破り優勝した浜田=共同

女子78キロ級決勝、ブラジル選手を破り優勝した浜田=共同

この間、2度抑え込みが解かれ、浜田は「1度で取り切りたかった」。とはいえ、右腕を固めながらアリ地獄に引き込むように「型」にはめていく流れはもはや達人の領域だ。いっこうに「待て」がかからぬ攻防も「まだ(抑え込みを)取るんじゃないかと審判も見てくれる」(増地女子監督)から。寝技の達人として認知されている浜田ならではである。

「組み負けているところで(強引に)いってしまう癖」が出て、不用意な足技を返されて直近2大会は黒星。今回はその反省を生かし、冷静に機会を待った。準決勝では担ぎ技で畳に潰れる新たな「仕込み」も見せつつ、一度相手を転がせばその精度はほぼ百発百中。5試合のうち4つは関節技と抑え込みでケリをつけた。

リオデジャネイロ五輪以降に頭角を現し、今年9月で30歳。ほぼ手中に収めた東京五輪では代表最年長となりそうだが、「立ち技と違って寝技はいくつになってもできる。この年齢でピークを迎えている」と増地監督。磨き上げた寝技をひっさげ、遅咲きの柔道家が堂々とエースの一人として五輪本番の畳に立つ。

(西堀卓司)

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