下船者の健康確認実施へ 公共交通機関利用は控えて

2020/2/23 23:03
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加藤勝信厚生労働相は23日の記者会見で、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客だった栃木県の60代女性が下船後、肺炎を発症し、新型コロナウイルスの感染が確認されたことについて「真摯に受け止めなければならない」と述べた。その上で電話などによる下船者への健康確認を14日間、毎日実施するよう保健所を所管する自治体に求めたと説明した。

健康確認では、下船者に対し、不要不急の外出は控えた上で、周囲と接触する際はマスクを着け、公共交通機関の利用を避けるよう要請。下船時に渡した健康カードには、熱などの症状が出た場合に公共交通機関を利用しないことと記載していたが、感染拡大防止に向け対応を強化した。

安倍晋三首相は23日の対策本部会合で、下船者に関し「健康状態のフォローアップを、さらに強化」するよう求めた。

加藤氏は会見で、東京都内で介護老人保健施設勤務の60代男性が新型ウイルスに感染したことにも言及。高齢者施設では発熱した職員は出勤せず、入所者への面会は原則として緊急時に限るなど、感染拡大防止のための留意点をまとめた事務連絡を、24日にも都道府県に出す考えを示した。

厚労省は、ウイルス検査の結果、新たに乗員55人、乗客2人が感染していたことも明らかにした。クルーズ船での検査で陽性が確認されたのは691人となった。重症者は23日時点で日本人20人を含む60~80代の男女計36人。全員が新型ウイルスに感染している。〔共同〕

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