その他スポーツ

Bリーグの経営「格付け」 千葉が2年連続1位

2020/2/26 18:00
保存
共有
印刷
その他

デロイトトーマツグループがこのほどバスケットボールBリーグの全クラブの2018~19年シーズンを経営面で順位付けしたところ、B1(1部)は千葉ジェッツが2年連続で1位となった。平均入場者数やグッズ関連利益がトップで、同社は「満員のアリーナがスポンサー獲得などに寄与している」と分析している。

「マネジメントカップ」と呼ぶランキングで、各クラブの財務情報からマーケティング、経営効率、経営戦略、財務状況の4分野・計11項目を点数化。昨季に続く2回目で、Jリーグ版は14年から発表している。両者の収益構造などを比べたところ、Bリーグは試合設営に伴う経費が負担になっているといった特徴も浮き彫りになった。

Bリーグ・マネジメントカップで2連覇を達成した千葉は高い集客力を誇り、昨年12月には通算入場者数が50万人を超えた(Bリーグ提供)

Bリーグ・マネジメントカップで2連覇を達成した千葉は高い集客力を誇り、昨年12月には通算入場者数が50万人を超えた(Bリーグ提供)

B1で首位の千葉は平均入場者数、SNS(交流サイト)フォロワー数、グッズ関連利益額、売上高の4項目で最高評価を得た。リーグで唯一、1試合の平均入場者数が5000人を超えているほか、SNSを積極的に活用して来場者の満足度を高める施策も成功しているという。

民設民営での新アリーナ建設計画もあり、分析を担当した同グループの里崎慎スポーツビジネスグループ・シニアヴァイスプレジデントは「クラブ内にホスピタリティー精神が共有されている上、挑戦する姿勢が成長につながっている」と話す。

B1の2位以下は栃木(現宇都宮)、琉球、三河、北海道となり、上位5クラブの顔ぶれは前回と変わらなかった。B2(2部)は経営戦略で高評価を受けた仙台がトップだった。

Bリーグは昨年7月、26年をメドにB1の18チームから最大24チームまでの拡大や、競技成績のみでの昇降格の廃止などを盛り込んだ中長期計画を発表した。琉球のホームとなる新アリーナが沖縄県沖縄市で建設中で、川崎なども1万人規模のアリーナ計画を表明している。

Bリーグの各クラブの多くは現在、自治体所有の体育館を本拠地としており、エンターテインメント性や臨場感を高めるため、試合のたびに装飾や仮設椅子の設置が必要になっている。同グループがBリーグとJリーグの売上高に対する営業費用項目を比べたところ、こうした設営や撤去に伴う「試合関連経費」の割合はJ1(1部)の7%に対し、B1は22%を占めた。

里崎氏は「スポーツ観戦に適したアリーナが増えれば、現状のハンディは大きく改善する。昇降格のリスクが減ることも、スポンサーにとっては大きなインセンティブ(動機づけ)になり得る。新制度が始まるまでに準備を整えられたクラブと、そうでないクラブの間で二極化が進んでいくのではないか」と展望している。

B1クラブの19年「マネジメントカップ」順位
順位 チーム 総合点 マーケティング 経営効率 経営戦略 財務状況
1 千葉(1) 165 50 22 49 44
2 栃木(3) 155 53 26 43 33
3 琉球(2) 149 46 24 39 40
4 三河(5) 123 32 12 38 41
5 北海道(4) 123 31 20 38 34
6 秋田(-) 118 32 20 35 31
7 A東京(7) 108 39 11 24 34
8 大阪(10) 108 23 14 38 33
9 新潟(6) 100 36 21 22 21
10 横浜(9) 98 16 20 33 29
11 川崎(13) 95 38 20 26 11
12 富山(12) 94 25 20 31 18
13 名古屋D(15) 93 12 14 22 45
14 SR渋谷(8) 85 26 21 14 24
15 滋賀(14) 83 21 24 24 14
16 三遠(11) 68 15 17 11 25
17 京都(16) 58 9 18 13 18
18 福岡(-) 58 9 18 13 18
(注)チームのカッコ内数字は前季順位。秋田と福岡は前季B2

▼Bリーグ「マネジメントカップ」
 デロイトトーマツグループがB1、B2の全36クラブを経営面から順位付けした独自指標。マーケティング(平均入場者数、アリーナ集客率、客単価)▽経営効率(1勝あたりチーム人件費、1勝あたり入場料収入)▽経営戦略(売上高・チーム人件費率、SNSフォロワー数、グッズ関連利益額)▽財務状況(売上高、売上高成長率、自己資本比率)の4分野、11項目(B2は10項目)を評価し、各項目でトップなら18点、最下位は1点として総合順位をつけた。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

バスケットのコラム

電子版トップスポーツトップ

その他スポーツ 一覧

2度の世界大戦以外でのウィンブルドンの中止は史上初めて=USA TODAY Sports

 テニスのウィンブルドン選手権(6月29日開幕予定)の中止が1日、決まった。新型コロナウイルス感染拡大のための措置。1877年に第1回大会が行われた同選手権が、2度の世界大戦以外で中止に追い込まれたの …続き (21:45)

 全日本大学野球連盟は2日、東京都内で臨時常務理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大を受け、6月に開催予定だった第69回全日本大学選手権を延期し、8月12~20日(休養日含む)に実施することを決めた …続き (19:17)

 バスケットボール男子のBリーグ1部(B1)大阪は2日、選手1人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。プライバシー保護のため名前は公表しない。Bリーグの選手で感染が確認されたのは初めて。ほかに …続き (18:32)

ハイライト・スポーツ

[PR]