「竹島の日」式典、政務官「わが国固有の領土」

2020/2/22 20:18
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島根県は22日、韓国が実効支配する竹島(同県隠岐の島町)の領有権問題解決に向け、15回目の「竹島の日」式典を松江市で開いた。丸山達也知事は「竹島占拠を既成事実化しようとする動きを強めている」と韓国側を批判。日本政府に「毅然とした対応」を強く求めた。政府が派遣した藤原崇内閣府政務官は「歴史的事実に照らしても、国際法上も竹島はわが国固有の領土」と述べた。

政務官の出席は2013年から8年連続。政府は閣僚の派遣を今回も見送った。元徴用工問題などで関係が悪化した韓国をけん制しつつも過度な刺激を避ける判断とみられるが、韓国外務省は在韓国日本大使館の相馬弘尚総括公使を呼んで式典開催に抗議した。

式典では、竹島の帰属確定に向けた国際司法裁判所への単独提訴や、日本政府主催の「竹島の日」式典を求める特別決議が承認された。

県などによると、式典には超党派の「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の新藤義孝会長ら国会議員や市民ら計約470人が集まった。過去最多の警察官約800人が警備に従事。右翼団体が街宣活動をしたが、式典に抗議する予定だった韓国人活動家崔在翼氏が新型肺炎を警戒して来日せず、大きなトラブルはなかった。

式典に先立ち、約150人が参加して交流会も開かれた。下條正男・拓殖大教授が米アカデミー賞作品賞を受けた韓国映画「パラサイト 半地下の家族」に竹島の韓国名・独島に関する歌の替え歌が登場すると紹介。「竹島が韓国領だとの意識が韓国で浸透している」と指摘した。

藤原政務官は22日午前、松江市にある県の竹島資料室を視察した。

政府は1905年1月、竹島の編入を閣議決定し、島根県は同年2月22日に編入を告示した。韓国は54年から実効支配を続けている。島根県は告示から100年を記念して2005年、条例で2月22日を「竹島の日」と定め、06年から毎年松江市で式典を開いている。

〔共同〕

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