クルーズ船、濃厚接触の約100人が下船開始 新型肺炎

2020/2/22 12:40 (2020/2/22 12:41更新)
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クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(奥)を後にするバス。運転手は防護服に身を包んでいた(22日午前、横浜港)=共同

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(奥)を後にするバス。運転手は防護服に身を包んでいた(22日午前、横浜港)=共同

新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で、現在も船に残る乗客約300人のうち、感染者と同室だったため濃厚接触者として船内に残っていた乗客約100人の下船が22日始まった。国が用意した宿泊施設に移動し、感染者と接しなくなってから14日間、健康状態を観察する。

一方、加藤勝信厚生労働相は22日午前、民放のテレビ番組に出演し、発症者に対し、抗インフルエンザ薬「アビガン」を投与する研究を近く始める意向を明らかにした。有効だったとの報告もあり、中国で臨床試験しているという。

政府は25日にも新型肺炎対応の基本戦略を盛り込んだ「基本的対処方針」を策定する方針。既に策定済みの新型インフルエンザでの対処方針を参考に、新型コロナウイルスの特徴を踏まえて検討している。

厚労省によると、船内に残る乗客は約300人。このうち約100人が濃厚接触者で、船内待機が長期化して健康上の懸念も高まっており、下船して施設に滞在することになった。

残りの乗客約200人は健康観察を終え、ウイルス検査でも陰性となっているが、チャーター機での帰国を希望して乗船を続けている。今後、各国のチャーター機が到着し次第、帰国する。

同船では、客室ごとの健康管理が始まった5日から数えて14日間の健康観察を終え、ウイルス検査でも陰性が確認された乗客計970人が19~21日に下船。ほかに米国やカナダなど外国人乗客の多くがチャーター機などで帰国した。

同船は2月3日から横浜港で検疫中。当初は乗客2666人、乗員1045人が乗っていた。21日までに乗客乗員延べ634人の感染が確認された。

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