FRB理事「柔軟な2%物価が望ましい」

2020/2/22 5:49
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【ニューヨーク=後藤達也】米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は21日、金融政策の物価目標について「平均で2%の物価を柔軟にめざすのが望ましい」と述べた。FRBは2020年半ばに向け政策運営の枠組みの見直しに着手しており、ブレイナード氏の主張も一部反映される可能性がある。

ブレイナード氏は「柔軟な物価平均目標が望ましい」と述べた=ロイター

ブレイナード氏の考えは「物価平均目標」とも呼ばれる。景気後退時に物価が下振れた場合、その後の景気回復局面で2%を上回っても容認する政策運営だ。長い目で平均して2%とするのをめざすもので、景気回復期でも緩和的な金融政策を続けやすくなる。

ただ、ブレイナード氏は平均値の2%も厳格にではなく柔軟にめざすのが好ましいとした。2%平均を柔軟に捉えた方が「市場との対話や政策実行の面で、よりわかりやすくなる」という。金融面の安定性など副作用に目配りした総合的な判断もしやすくなる面がある。

ブレイナード氏は21日にニューヨークで開かれた討論会で議論した。議題は「次の景気後退のときの金融政策」で、経済学者や各国の中央銀行幹部らが集まった。

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