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「ウイルス封じ込め、迅速な対応必要」WHO事務局長

【ジュネーブ=細川倫太郎】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は21日、記者会見し、肺炎などを引き起こす新型コロナウイルスについて「封じ込めるチャンスが減ってきている」と危機感を示し、迅速な対応を求めた。アジア以外でイランなどに感染が広がり、韓国でも患者が急増している事態を重く見た。WHOの国際調査団が感染の中心地である中国湖北省武漢市に22日に入ることも明らかにした。

WHOは直近2日間でイランで18件の感染事例と4人の死亡を確認した。テドロス氏は「非常に懸念している」と述べ、同国に検査キットを送ったとした。中国への渡航歴がない人にも感染が広がっていることに警戒感を示し、「集団感染はあらゆる方向に広がる可能性がある」と指摘。手遅れになる前に、資金援助や医療態勢の拡充など各国に協力や対応を呼びかけた。

感染症対策を統括するシルビー・ブリアン氏は「それぞれの地域で異なる感染パターンが見られる」と述べ、分析している最中とした。韓国では南東部の大邱(テグ)市の教会で集団感染が起き、患者が急増している。ただ、WHOはまだ世界的な大流行(パンデミック)には至っていないとの認識を示した。

感染症の専門家らで構成する国際調査団はこれまで、北京、四川省、広東省を訪れていた。22日からの武漢市では患者の状況や医療態勢などを確認するほか、感染源やウイルスの拡散防止策などについても当局と協議するとみられる。

テドロス氏はまた、新型コロナウイルス対応の特使として、エジプトの元保健相ら6人を任命したと発表した。世界各国で感染拡大防止に向けた調整を担う。

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