情報機関の報告に激怒か、高官人事でトランプ氏

2020/2/22 0:27
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【ワシントン=共同】米メディアは20日、米情報機関幹部が13日に下院情報特別委員会で、ロシアがトランプ大統領を再選させようと11月の大統領選への介入を図っていると報告したと伝えた。野党民主党がこの情報を基に自身を攻撃すると懸念したトランプ氏が激怒、情報機関を統括するマグワイア国家情報長官代行の20日の交代人事につながったとの見方が出ている。

トランプ大統領=ロイター

トランプ氏は14日にマグワイア氏と会い、怒りを爆発させた。ワシントン・ポスト紙によると、同氏は空席の長官ポストに昇格が有力視されていたが、状況が一変。トランプ氏は20日、長官代行に自身の側近グレネル駐ドイツ大使を任命した。長官には与党共和党コリンズ下院議員の指名を検討していると明らかにした。

コリンズ氏はウクライナ疑惑を巡る弾劾調査でトランプ氏擁護の先頭に立った実績を評価されたとみられるが、長官就任には上院の承認が必要。党派を離れた中立的な情報分析が求められる同ポストへの起用には、野党民主党だけでなく上院多数派の与党共和党の穏健派からも懸念の声が上がる可能性があり、曲折も予想される。

トランプ氏は2016年の前回大統領選を巡るロシア疑惑を捜査した情報機関への不信感が強いほか、ウクライナ疑惑を巡る弾劾裁判で主任検事役を務めたシフ下院情報特別委員長(民主党)を敵視している。ワシントン・ポストは、報告は与野党議員が出席する情報特別委で実施されたにもかかわらず、トランプ氏はシフ氏にだけ情報が伝えられたと思い込んでいると伝えた。

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