路面電車でスイカ可能に 富山市、20年度予算案で

2020/2/21 19:15
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富山市は21日、2021年度中に市内を走る路面電車でSuica(スイカ)などの交通系ICカードを使えるようにすると発表した。合わせて顔認証技術やAI(人工知能)の活用にも予算を配分して観光振興に力を入れる。3月に控える路面電車の南北接続で市のコンパクトシティ政策が一つの到達点を迎える。今後は各種技術の活用でスマート化を進める。

路面電車の利便性を高める(富山市)

同日発表した20年度予算案は一般会計が前年度当初予算比0.8%増の1655億円だった。うち路面電車の決済装置の導入に約2700万円を充てる。路面電車では現在、ICカード「ecomyca(えこまいか)」と呼ばれる独自の規格を採用する。Suicaなどを使えるようにして利便性を高める。

市内の飲食店などに顔認証決済技術を利用した決済システムを導入する社会実験には約2500万円を計上。海外からの旅行者がスマホを使って質問に答えるとおすすめの観光情報などを教えるAIチャットボットの導入には約1200万円を充てる。

森雅志市長は「物理空間のコンパクト化の次はスマート化」と強調した。自動運転車の普及を見据え、カメラの認識に必要な市内道路などの白線の引き直しにも3億円以上を投じる。20年度予算と20年3月補正予算を一体編成する「15カ月予算」は1702億円。19年度予算と19年3月補正予算と比べて2.3%増の積極型予算となった。

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