タウ、事故車の査定額ネットで即提示

2020/2/21 19:08
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事故車の買い取り・販売を手掛けるタウ(さいたま市)は、車両の買い取り価格をインターネット上で即時に提示できるシステムを開発した。車種や損傷の程度など15項目の情報を選択して送信すれば査定結果が表示される仕組みで、売却にかかる時間を大幅に短縮できるという。利便性を高め、売却の判断を急ぎたい顧客の需要に応える。

損傷状況の入力は数分あればできる(スマートフォン画面の一例)

損傷状況の入力は数分あればできる(スマートフォン画面の一例)

新たな「オンライン事故車査定システム」は3月に運用を始める。専用サイトからメーカーや車種、年式、走行距離などを選択。車の前後左右とルーフの状況は複数の参考画像の損傷具合と照らし合わせて選べる。ほかにエアバッグやエンジンの状態、足回りの損傷数などを入力すれば買い取り価格が示される。

希望に沿う価格なら所有者の個人情報や車検証情報などの入力画面に移り、車両の前後左右と車内の写真画像を送信すれば具体的に正式な売却手続きに入る。所有者の申告と実際の車両の状態が大きく異なる場合は査定額を見直す場合もある。

現行の「事故車売却シミュレーター」は、利用者が5段階で申告した車の損傷程度と中古車相場を基に価値を算出し、買い取り価格の目安を示している。提示額は数十万円単位の幅があり、正確な査定には電話や立ち会いが必要となる。現行は売却まで平均約2週間かかっているが、新システムなら半分ほどに短縮できる見通しだ。

タウによると、顧客が事故車を売却する際、価格の次に重視するのが対応の迅速さという。修理代など相場の変動も随時反映できる新システムは従来のシミュレーターより算出の精度が格段に高く、「修理や売却、廃車といった顧客の意思決定に大きく役立つ」(同社)とみる。

同社は近年、個人からの事故車の買い取りに力を入れており、新システムの利用数は2020年に1450件、22年には1700件を目指す。今回は事故車のみが対象だが、台風による浸水被害が頻発している事態を踏まえ、水没車に対応できるシステムの開発も急ぐ考えだ。

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