上場企業、21年末までに上場市場を選択
東証がスケジュール発表

2020/2/21 19:20
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東京証券取引所は21日、上場企業が2021年末までに「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」(それぞれ仮称)のどの市場に移行するかを選ぶスケジュールを発表した。年内に各市場の上場基準の詳細を示し、企業に選択を求める。22年4月に新しい市場区分に変わる。

東証を傘下に持つ日本取引所グループ(JPX)の清田瞭最高経営責任者(CEO)が会見で発表した。基準を満たさない1部上場企業がプライム市場への移行を希望する場合、流通株比率などの東証への改善計画の提出を求め、「内容を審査する」(清田氏)という。

プライム市場は、市場で売買可能な流通時価総額が100億円を上回ることや上場株式数に対して35%以上の流通株式比率を求める。また金融庁が年内にも着手するコーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)の改訂も取り入れ、より高い企業統治基準も求める。

東証によると、流通時価総額100億円に満たない企業は直近で433社あり、流通株式比率35%未満は51社あるという。こうした企業がプライム市場を選んだ場合、改善計画の提出が必要となる。

現市場は、新規上場の基準に比べて、降格や廃止の基準が緩いと指摘されていた。新市場は上場企業の品質を維持するため、全ての市場で新規上場と上場維持の基準を同じにする。上場を維持できなくなった企業は、別の市場の新規上場審査を受けたうえで、上場廃止することで市場を移行させる。

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