中国平安保険、純利益39%増 新型肺炎で登録者が拡大

2020/2/21 18:00
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中国平安保険は銀行や資産運用部門を傘下に抱える=ロイター

中国平安保険は銀行や資産運用部門を傘下に抱える=ロイター

【香港=木原雄士】中国保険大手の中国平安保険が発表した2019年12月期の純利益は、1494億元(約2兆3700億円)と前の期に比べて39%増えた。1年間で3657万人の新規顧客を獲得し、保険販売などが好調だった。感染が拡大する新型肺炎に関しては今後、運用資産の利回りに影響する可能性があると指摘した。

平安保険はフィンテックに力を入れ、オンライン金融「陸金所」やオンライン医療「平安グッドドクター」を傘下に抱える。新規顧客の4割をネット経由で獲得し、ネットサービスの利用者は16%増の5億1600万人に達した。ネット経由で取り込んだ顧客にグループの商品やサービスを提供する戦略が奏功した。営業利益は保険部門が25%増、銀行部門が14%増だった。

スマートフォンで医療相談や病院予約を手掛ける平安グッドドクターは収入が52%伸びた。足元では新型肺炎を受け新規登録者が急増しているという。ソフトバンクグループ傘下の「ビジョン・ファンド」が出資するクラウドサービスのワンコネクトは、金融機関などの顧客数が473と18年の2倍以上に増えた。

馬明哲・会長兼最高経営責任者(CEO)は声明で「技術革新の戦略的な機会を捉える」と指摘し、テクノロジーへの積極投資を続ける方針を表明した。

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