トラフグを観光資源に 日間賀島観光協会の井戸田さん
(日経MJ・招き人)

2020/2/21 17:01
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三河湾に浮かぶ日間賀島(ひまかじま、愛知県南知多町)の冬の風物詩、トラフグ。漁が解禁となる10月を過ぎると、全国からフグ目当ての観光客が島に集う。観光の目玉に育てたのが、日間賀島観光協会の井戸田浩さんだ。

日間賀島観光協会の井戸田浩さん

トラフグは山口県下関市などが有名だが、日間賀島周辺も国内有数の産地だ。漁獲が多い一方、中部圏はフグを食べる文化があまりなく、昔は大阪や下関に出荷することが多かった。

井戸田さんら観光協会のメンバーは豊漁だったトラフグをPRしようと、1990年代後半からふぐ処理師免許などを取得。井戸田さんは免許取得後、日間賀島ふぐ組合の6代目組合長などを務め、毎年10月にフグ職人が技を競う「てっさ盛り付けコンテスト」などを開いた。

コンテストでは盛り皿が透き通って見えるほど薄く切った刺し身の「てっさ」を盛り付ける。鶴やラグビーボールをかたどった盛り付けなどもあり、コンテストを目当てに約500人の観光客が訪れる。

ふぐ組合は2018年に観光協会食文化部となり、井戸田さんも役職を退いた。今は自身が経営する「島宿うみどり」でトラフグ料理を振る舞い「日間賀島オリジナルのフグ料理を開発するのが今の夢」と目を輝かせる。(名古屋)

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